2008年09月30日
政策② ~基地&安全保障の問題~
今回は、前回と同じく『解決!』すべき問題として、基地問題と安全保障の政策についてお話します。
基地問題
私は、平成2年に沖縄市議会議員に当選してから今までずっと、この『基地問題』に関わってきました。
そんな18年間の議員生活の中で強く感じたのは、解釈ばかりが先行し、一向に解決しない現実です。
基地問題とは、様々な問題が絡まりあった極めて高度な政治問題です。
日米安保や基地被害から雇用の問題まで、一朝一夕には解決できないほど深い根のある問題なのです。
そんな中、今まさに『基地』が動き出そうとしています。
人口密集地の中にある危険・普天間基地の移設を契機として、海兵隊の人員削減、嘉手納基地以南の全面返還等、史上最大規模で基地問題が動きます。
動こうとしている今だからこそ、しっかりと基地問題の解決を図らなければなりません。
今やらなければ、沖縄は今後も変わることはないでしょう。
『賛成!』『反対!』という部分よりもさらに踏み込んだ議論をし、理想と現実を真正面から捉え、県民の負担軽減と利益保護を最大限に考え、適切な方法で解決へと導くこと。
そして、そのために責任をもって決断すること。
誰も決断しないということは、すなわち市街地に危険が存在し続けるということであります。
そんな現状は、決して望まれてはいません。
基地を『忌むべき存在』とするのではなく、最大限有効的に使えるカードと考えれば、私は米兵の不祥事などについても米軍に対し強く働きかけることが出来ると考えております。
時には北風となり、また時には太陽となる柔軟性をもって、問題解決にあたりたい。
私は、そう考えております。
安全保障の問題
今、我が国は北方領土、竹島、尖閣諸島における領土問題を抱えています。
また東シナ海の天然ガス田等の資源権益の問題もあります。
さらには近年、中国籍の潜水艦が沖縄近海に出没したり、国籍不明の船舶が日本近海を航行していたりといった領海侵犯問題も頻発しています。
これらは、我が国の主権国家としての存立に関わる重大な問題です。
あまり報道されないことなのですが、実は尖閣諸島の問題と天然ガス田問題は、沖縄県の問題でもあります。
尖閣諸島の住所は『沖縄県石垣市字登野城』、つまり沖縄県です。
地主は沖縄県民であり、固定資産税もしっかり石垣市に納付されています。
石垣市の一角が他国によって領有権を主張されている、それだけでなく中国人民解放軍海軍の領海侵犯や海洋調査、中国人活動家の接近が繰り返されているという状況は、政治家として以前に、沖縄県民のひとりとして看過できない事柄です。
また中国が沖縄本島の北西約270㎞沖の東シナ海に建設した天然ガス採掘施設は、我が国の排他的経済水域に跨る範囲の地下資源の採掘をしていると言われており、また沖縄近海にそれを警備するための艦隊が出没していることは、日本のみならず沖縄県にとっても安全保障上極めて重大な問題であります。
特に漁業を営む人々にとっては、海の安全確保は緊急の課題でもあります。
同様に韓国と竹島を巡る領有問題を抱えている島根県は、『竹島の日条例』を制定し、韓国との竹島領有問題において断固たる態度を取り続けています。
沖縄県もこれに続かなければならないのではないか、と私は考えています。
私は、元海上自衛官であります。
国防や安全保障に関しては、しっかりとした考えをもっていると自負しております。
だからこそその知識を生かして、基地の問題も含めた包括的な沖縄県の安全保障、我が国の安全保障を、国政の場からしっかりと考え、取り組んでいきたい。
それが、『安全保障』というキーワードを私の政策に盛り込んだ理由です。
ちなみに私がこの安全保障のことを政策として掲げようと話したとき、後援会内部でも難色を示す意見が多くありました。
なぜなら、沖縄ではこのような発言をした途端に『平和に対する挑戦だ!』『武力を肯定するのか!』と揶揄されてしまいがちだからです。
それが票を逃すことにつながるのではないか、そう心配しての声でした。
しかし私は、安全保障を考えることが平和に対する挑戦であるとは、武力の肯定につながるとは思いません。
病気を治し克服するためには病を知ることが肝要であるように、平和を実現するためには安全保障の何たるかを知ることが大切だと考えているからです。
現実的な立場から安全保障を考え、平和の実現を画策すること。
それが県民の代表、国民の代表たる政治家の責任ではないのか、そう考えています。
この問題に関しては、これからもっと勉強し、具体案を煮詰めていきたいと考えています。
ご理解の程を、よろしくお願いいたします。
基地問題
私は、平成2年に沖縄市議会議員に当選してから今までずっと、この『基地問題』に関わってきました。
そんな18年間の議員生活の中で強く感じたのは、解釈ばかりが先行し、一向に解決しない現実です。
基地問題とは、様々な問題が絡まりあった極めて高度な政治問題です。
日米安保や基地被害から雇用の問題まで、一朝一夕には解決できないほど深い根のある問題なのです。
そんな中、今まさに『基地』が動き出そうとしています。
人口密集地の中にある危険・普天間基地の移設を契機として、海兵隊の人員削減、嘉手納基地以南の全面返還等、史上最大規模で基地問題が動きます。
動こうとしている今だからこそ、しっかりと基地問題の解決を図らなければなりません。
今やらなければ、沖縄は今後も変わることはないでしょう。
『賛成!』『反対!』という部分よりもさらに踏み込んだ議論をし、理想と現実を真正面から捉え、県民の負担軽減と利益保護を最大限に考え、適切な方法で解決へと導くこと。
そして、そのために責任をもって決断すること。
誰も決断しないということは、すなわち市街地に危険が存在し続けるということであります。
そんな現状は、決して望まれてはいません。
基地を『忌むべき存在』とするのではなく、最大限有効的に使えるカードと考えれば、私は米兵の不祥事などについても米軍に対し強く働きかけることが出来ると考えております。
時には北風となり、また時には太陽となる柔軟性をもって、問題解決にあたりたい。
私は、そう考えております。
安全保障の問題
今、我が国は北方領土、竹島、尖閣諸島における領土問題を抱えています。
また東シナ海の天然ガス田等の資源権益の問題もあります。
さらには近年、中国籍の潜水艦が沖縄近海に出没したり、国籍不明の船舶が日本近海を航行していたりといった領海侵犯問題も頻発しています。
これらは、我が国の主権国家としての存立に関わる重大な問題です。
あまり報道されないことなのですが、実は尖閣諸島の問題と天然ガス田問題は、沖縄県の問題でもあります。
尖閣諸島の住所は『沖縄県石垣市字登野城』、つまり沖縄県です。
地主は沖縄県民であり、固定資産税もしっかり石垣市に納付されています。
石垣市の一角が他国によって領有権を主張されている、それだけでなく中国人民解放軍海軍の領海侵犯や海洋調査、中国人活動家の接近が繰り返されているという状況は、政治家として以前に、沖縄県民のひとりとして看過できない事柄です。
また中国が沖縄本島の北西約270㎞沖の東シナ海に建設した天然ガス採掘施設は、我が国の排他的経済水域に跨る範囲の地下資源の採掘をしていると言われており、また沖縄近海にそれを警備するための艦隊が出没していることは、日本のみならず沖縄県にとっても安全保障上極めて重大な問題であります。
特に漁業を営む人々にとっては、海の安全確保は緊急の課題でもあります。
同様に韓国と竹島を巡る領有問題を抱えている島根県は、『竹島の日条例』を制定し、韓国との竹島領有問題において断固たる態度を取り続けています。
沖縄県もこれに続かなければならないのではないか、と私は考えています。
私は、元海上自衛官であります。
国防や安全保障に関しては、しっかりとした考えをもっていると自負しております。
だからこそその知識を生かして、基地の問題も含めた包括的な沖縄県の安全保障、我が国の安全保障を、国政の場からしっかりと考え、取り組んでいきたい。
それが、『安全保障』というキーワードを私の政策に盛り込んだ理由です。
ちなみに私がこの安全保障のことを政策として掲げようと話したとき、後援会内部でも難色を示す意見が多くありました。
なぜなら、沖縄ではこのような発言をした途端に『平和に対する挑戦だ!』『武力を肯定するのか!』と揶揄されてしまいがちだからです。
それが票を逃すことにつながるのではないか、そう心配しての声でした。
しかし私は、安全保障を考えることが平和に対する挑戦であるとは、武力の肯定につながるとは思いません。
病気を治し克服するためには病を知ることが肝要であるように、平和を実現するためには安全保障の何たるかを知ることが大切だと考えているからです。
現実的な立場から安全保障を考え、平和の実現を画策すること。
それが県民の代表、国民の代表たる政治家の責任ではないのか、そう考えています。
この問題に関しては、これからもっと勉強し、具体案を煮詰めていきたいと考えています。
ご理解の程を、よろしくお願いいたします。
Posted by オド 亨 at 13:21│Comments(0)
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