選挙を追いかけはじめて1年10ヶ月弱、ようやく背中が見えてきました。
いよいよ来月8月30日、第45回衆院総選挙が行われます。
そして、それに向けて明日7月21日に、衆院解散が予定されています。
待ちに待った選挙が、ついに行われます。
今回の総選挙は、『総括選挙』と言われております。
自民党の今までやってきた政治に対し審判が下される選挙だと。
しかし、それにしては自民党の、特に麻生総理のやってきたことが適正に報道されてるとは、とてもじゃないが思えません。
この前、支持者の方から「小渡さん、ネットで『麻生が首相になってやったこと』と検索してみてください。面白い記事がありますよ」と言われたので、見てみました。
するとそこには、適切に評価された麻生総理の功績がおもしろおかしく記載されていました。
その中でも私は、『追加経済対策』と国家機密漏洩防止策の改善を、特に評価しています。
国費15兆円を投入したこの経済対策は、アメリカを発信源とした世界的な不況に対する対応策として、『バラマキ』と揶揄されていることを含めてもなお、国内の産業や国民の利益を守るためにはベターな方策だったと思います。
費用対効果は未だ不明であり、今後いかにして投入した金を回収していくのか?ということが課題になりますが、このような切迫した事態では議論よりも決断が必要とされますから、早急かつ迅速に対応したこと自体は評価されてしかるべきでしょう。
また機密漏洩防止については、今年の4月に改正された外為法と不正競争防止法により軍事スパイと産業スパイをより広範に取り締まることが出来るようになりました。
この改正の先には、欧米並みの包括的なスパイ防止法の制定があると思います。
国家の、または国民の利益を守るためには、スパイ防止法の制定は必要不可欠です。
元自衛官として、一時期度重なった自衛官の機密漏洩事件には歯痒い思いをしましたが、この改正により『機密漏洩防止』の意識が一歩先へ進んだことを思うと、溜飲が下がる思いです。
それ以外にもたくさんの評価すべき功績、期待できる施策はたくさんありますが、何故そのようなことよりも漢字の読み間違いなどということのほうが多く報道されるのか、私は疑問に思います。
本来であれば、麻生さんが日本のトップとして居続けると日本はどうなるのか、政権交代が成されたら日本はどう変わっていくのか、有権者に対し投票行動の参考になるよう提示することが肝要であるはずなのに、テレビをつけると報じられているのは政局の話だけです。
『風』を演出することは、マスコミの役割ではないと思います。
さて話は変わりますが、今回の選挙、私は無所属で挑戦します。
今回、私が現職がいる中で離党してまで出馬を決意した理由は、まずは合意後12年経ったにも関わらず何も変わっていない基地問題、計画が立てられてから20年余も一向に使えない中城湾港新港地区、西原マリンタウンよりも前に計画されながら未だ先に進まない東部海浜、廃れていく一方の中部、医療格差に苦しむ多くの人々を抱える北部、一向に最低レベルを脱しない中北部の雇用と教育の問題等々、選挙区にあるたくさんある問題を解決するためです。
そしてそれと共に、元自衛官である知識と経験を活かしてキナ臭くなりつつある日本の国防の問題、構造改革の負の遺産である非正規雇用拡大の問題、天下りに代表される官民癒着の是正、また国の事業である沖縄科学技術大学院大学やIT津梁パークの開学・完成とその後の有用な運用に、しっかりと取り組んでいく所存です。
私は、自分が生まれ育ったこの地域を、この国を、より良いものとするために政治家をやっています。
自分たちの街を安心して生活できる場所にしたいから、街のことを考えます。
子供たちが健やかに育ってほしいから、地域のことや教育のことを考えます。
その思いの延長にあるものが政治であると、私は考えています。
政治は、人です。
「政治家は誰がやっても変わらない」とよく言われますが、やる気のある政治家がしっかりと地域や国の問題解決に向けて頑張れば、地域は、国は、必ず良くなります。
何も変わらないという現実があるとすれば、それは政治家が何も仕事をしていないことの表れに過ぎません。
現在、沖縄第3選挙区は様々な問題を抱えていますが、現状ではほとんどその解決は図られていません。
国も、様々な問題を抱えながらも政局だけが関心事となっています。
そのような政治は、変えなければなりません。
もし、私の話や政策に賛同していただけるのであれば、また共感できる何かがあるのであれば、今回その思いを私に託してください。
当選後の私の仕事ぶりにもし不満があれば、次からは他の候補を応援していただいて構いません。
だからこそ私は、一挙手一投足油断せず、一瞬たりとも怠けずに、しっかりと政治を行ってまいります。
そのような意気込みを買ってくれたのか、無所属という立場ながら、60名余の市町村議員をはじめとする多くの方々が私を応援してくれています。
沖縄市本部、具志川、石川、与勝、金武、宜野座、名護の7支部を中心に、広大な3区全域で選挙運動を展開できるようになったのは、たくさんの方々の助力あってのものです。
今まで長い期間活動してきましたが、解散を目の前にしてこれほど心強いことはありませんし、また肩にかかる責任にあらためて身が引き締まる思いです。
この勢いをさらに強くし、明日からの選挙運動を盛り上げて、解散後の残り少ない期間を戦っていきます。
応援してくれる皆様の期待に応えるため、最後の最後まで頑張りぬきます。
何卒、私小渡亨にあたたかなご支持ご支援を、よろしくお願いいたします。