ボクシング

オド 亨

2009年06月28日 16:23







 先週21日日曜、津堅ハーリーの後に琉球ボクシングジムその他主催で行われたボクシングの試合を見てきました。
沖縄市のテルヤダイヤモンドホールで行われたこの試合は、ダイヤモンドホールでの最後の試合ということもあって、2階席まで満員でした。
 ボクシングは昔から良く見るのですが、実は生で見たのは初めてで、知らぬ間に自分もエキサイトしてしまうほどの「生の迫力』がとても新鮮で、楽しい時間を過ごさせていただきました。
 

 沖縄県は、スポーツが盛んなことで全国にその名を知られています。
中学生の大会でも高校の大会でも様々な種目で優秀な成績を残し、またプロの世界においてもゴルフやバスケット、ビーチサッカーなどで優秀な選手やチームが日本、あるいは世界を舞台に大活躍しているところですが、『世界一』を沖縄県から輩出したことがあるのは今のところボクシングだけです。


 昨今、多くの若者から『熱』が失われつつあります。
経済的不況、失業率の高騰、教育レベルの低下、その他たくさんの今ある問題には様々な原因があると考えられますが、私はこの『熱が失われつつある』ということも原因のひとつじゃないのか?と思っています。
 『熱』は、未来への原動力です。
熱があるからこそ人は頑張ることが出来、頑張ってはじめて道が開けます。

 昔は、中北部にも熱がありました。
沖縄市のゴヤやコザ、現うるま市の安慶名や石川、金武のゲート前、名護の市街地など、街に活気が溢れていました。
しかし、今ではそれが冷めてしまっています。
街に活気を取り戻すためには、その町に住む人々が熱を取り戻さなければなりません。
特に、街の活気を担う若い人たちが。

 ボクシングでも他のスポーツでもエイサーでもその他のことでも何でもいい、若者が熱を持つことができるような環境を、たくさんの可能性が提示できる社会を、考え作っていくことが真の意味での『まちづくり』です。
 まだ概念的な思いしかなく具体的な方策はありませんが、しっかりと考えてカタチにしていきたいと思います。


…ボクシングに懸命に打ち込む彼らの姿に、とても勇気付けられました。
私も、がんばります。

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