2008年06月09日
県議選を振り返って
県議会議員選挙が終わりました。
今回の県議選挙は、福田総理の国政運営に連動して、仲井眞県政に対しても予想通りの大変厳しい県民の判断が下されました。
自民・公明の県政与党が議席を5名減らし、社民、社大、そうぞうはほぼ横ばい、民主および共産がそれぞれ1議席から4議席、3議席から5議席へと躍進しております。
これにより、県政は少数与党となってしまいました。
私にとりましては、特に沖縄市の照屋候補、うるま市の伊波候補、国頭郡の岸本候補が当選できなかったのが、誠に残念でなりません。
今回の選挙を振り返ると、その敗因は主に中央から吹き続けている逆風にあるのではないか?と私は捉えています。
各候補者の選挙中の声を総合すると、県政の課題である普天間移設等の基地問題、県経済の諸問題、雇用の問題よりも、国政の問題である後期高齢者医療制度のことが声高に叫ばれており、県政運営をどうするかという根幹的な部分の議論は尽くされたのか?という疑問が残ります。
確かに、悪い流れは変えなければなりません。
しかし、沖縄県にとっての良い流れについての言及はあったのか?目先の体のよい言葉に飛びついただけになっていないか?しっかりと有権者に県政運営のための政策を訴えたのか?という部分で、私はとても残念に思います。
県議会議員は基本的に沖縄県のことを第一に考えるべきであり、職務の範囲でない国政の問題を政争の具・選挙のタネにすることは、本来あってはならないことだと考えるからです。
さて、次はいよいよ衆議院の解散総選挙です。
沖縄第3選挙区(沖縄市・うるま市・名護市・国頭郡および伊是名村、伊平屋村)では、私小渡亨、自民現職の嘉数知賢氏、社民の新川秀清氏、民主の玉城デニー氏の4名が出馬を予定しています。
解散時期は未だ不透明ではありますが、ひとつの議席を4人が争う熾烈な選挙戦になることは必至です。
私は今期限りで県議会議員を引退しますが、これからも、衆院選に向けてしっかりとした政治活動を続けてまいりますので、よろしく見守っていてください。
今回の県議選挙は、福田総理の国政運営に連動して、仲井眞県政に対しても予想通りの大変厳しい県民の判断が下されました。
自民・公明の県政与党が議席を5名減らし、社民、社大、そうぞうはほぼ横ばい、民主および共産がそれぞれ1議席から4議席、3議席から5議席へと躍進しております。
これにより、県政は少数与党となってしまいました。
私にとりましては、特に沖縄市の照屋候補、うるま市の伊波候補、国頭郡の岸本候補が当選できなかったのが、誠に残念でなりません。
今回の選挙を振り返ると、その敗因は主に中央から吹き続けている逆風にあるのではないか?と私は捉えています。
各候補者の選挙中の声を総合すると、県政の課題である普天間移設等の基地問題、県経済の諸問題、雇用の問題よりも、国政の問題である後期高齢者医療制度のことが声高に叫ばれており、県政運営をどうするかという根幹的な部分の議論は尽くされたのか?という疑問が残ります。
確かに、悪い流れは変えなければなりません。
しかし、沖縄県にとっての良い流れについての言及はあったのか?目先の体のよい言葉に飛びついただけになっていないか?しっかりと有権者に県政運営のための政策を訴えたのか?という部分で、私はとても残念に思います。
県議会議員は基本的に沖縄県のことを第一に考えるべきであり、職務の範囲でない国政の問題を政争の具・選挙のタネにすることは、本来あってはならないことだと考えるからです。
さて、次はいよいよ衆議院の解散総選挙です。
沖縄第3選挙区(沖縄市・うるま市・名護市・国頭郡および伊是名村、伊平屋村)では、私小渡亨、自民現職の嘉数知賢氏、社民の新川秀清氏、民主の玉城デニー氏の4名が出馬を予定しています。
解散時期は未だ不透明ではありますが、ひとつの議席を4人が争う熾烈な選挙戦になることは必至です。
私は今期限りで県議会議員を引退しますが、これからも、衆院選に向けてしっかりとした政治活動を続けてまいりますので、よろしく見守っていてください。
Posted by オド 亨 at 16:46│Comments(3)
│沖縄県政に関すること
この記事へのコメント
街頭演説もできない沖縄市から立候補したT候補は
落選して当然ではないでしょうか。
市民の前でもしゃべれない人がはたして県議会で
発言できるのですか?
そして シャッターがほとんど閉まっている
市街地で、父はどこかの開発を手がけましたとか
今苦しんでいる人たちが働いてる場所で
そのような話をしていた息子さんにも疑問を感じます。
本当に考えていないのはあなただと思います。
東海岸の活性化?
その前に生活も儘ならない苦しんでいる市民や経営者を
救うべきではないですか?
後期高齢者医療制度の問題もそうですが
今の沖縄を支えてきた高齢者の方々が多い沖縄では
重視する点ではないでしょうか。
決して目先の体のよい言葉にとびついたわけではないですよ。
実際に苦しんで、悲しんでいるんですから。
〇〇党とか野党とか与党とか
私は関係ありません。
沖縄が、よくなればいい、よくしてくれるなら誰でもいい
と思ってるくらいです。
今度の衆議院選で結果が出ること楽しみにしています。
落選して当然ではないでしょうか。
市民の前でもしゃべれない人がはたして県議会で
発言できるのですか?
そして シャッターがほとんど閉まっている
市街地で、父はどこかの開発を手がけましたとか
今苦しんでいる人たちが働いてる場所で
そのような話をしていた息子さんにも疑問を感じます。
本当に考えていないのはあなただと思います。
東海岸の活性化?
その前に生活も儘ならない苦しんでいる市民や経営者を
救うべきではないですか?
後期高齢者医療制度の問題もそうですが
今の沖縄を支えてきた高齢者の方々が多い沖縄では
重視する点ではないでしょうか。
決して目先の体のよい言葉にとびついたわけではないですよ。
実際に苦しんで、悲しんでいるんですから。
〇〇党とか野党とか与党とか
私は関係ありません。
沖縄が、よくなればいい、よくしてくれるなら誰でもいい
と思ってるくらいです。
今度の衆議院選で結果が出ること楽しみにしています。
Posted by 沖縄市民 at 2008年09月25日 14:17
貴重なご意見、ありがとうございます。
私はこの選挙戦を通じて沖縄市のみならずうるま市以北の沖縄第三選挙区をくまなく歩き、沖縄の現状をつぶさに見てまいりました。
建設業をはじめとする様々な業種の苦しい台所事情、人的資源不足その他様々な問題に悩まされる医療の現場、後継者不足に悩む第一次産業、ワーキングプアに悩む若年層等々、沖縄の抱える現状は決して明るいものとは言えません。
後期高齢者医療制度もそうです。
今まで頑張って国や県を支えてきたお年寄りたちに対して、自らの無駄遣いを棚に上げて「状況が変わったから」というただそれだけの理由で負担を強いるという官僚の考えを押し付けるわけにはいきません。
東海岸の活性化は、県総合運動公園沖に予定されている東部海浜開発計画と、中城湾港新港地区事業を主幹とするアイデアです。
新港地区に予定されているIT津梁パークをはじめとする各種事業はそれだけで多くの雇用が見込まれていますし、活用の方法を民間だけでなく行政側からも考えることでさらなる雇用の拡大が図れるものと考えています。
また、浚渫工事が終わって新港地区が開港されることで、企業誘致を促進させることが出来ると考えられますから、これもまた市民・県民に働く場所を提供することにつながります。
東部海浜に関しては、現時点ではホテル等の計画が主眼となっていますが、何分だいぶ昔の計画概要ですから、今一度計画を見直し、より地域特性・時代のニーズに合った形へと変えていかなければならないと、私は考えています。
市街地のシャッター街に関しても、『中心市街地の活性化』という概念だけに縛られないフレキシブルな活性化の方法を視野に入れ考えていくことで、解決できるものと考えています。
私は沖縄市民産と同様に、中部を、沖縄県を、日本を、よくしていこうと考えております。
政治家という立場から何が出来るのか、それを常々考えておりますし、そのひとつの答えを政策として掲げております。
もちろん、やりたいこと、やらなければならないことは、そこに掲げてあるものだけではありません。
そして、当選した暁に出来ることもまた、それだけではないと思っています。
政治家として出来ることはたくさんありますし、また出来ないこともたくさんあります。
常に、政治家として私が出来る範囲のことを最大限やっていきたいと考えておりますので、もし私の考えに至らない部分があれば、いつでも遠慮なくおっしゃってください。
問題は大小問わずしっかりと捉え、解決に向けて頑張って参ります。
最後になりますが、私は「○○をした」とか「どこどこの開発を手がけた」というようなことは、自らが言うべきことではないものと考えております。
なぜなら、政治家としてそれをすることは当然の責務であり、私はただ単にやるべきことをしたまでですから。
息子の話の中にもしそういう内容が含まれていたのであれば、今後そういうことのないように気をつけさせます。
私はこの選挙戦を通じて沖縄市のみならずうるま市以北の沖縄第三選挙区をくまなく歩き、沖縄の現状をつぶさに見てまいりました。
建設業をはじめとする様々な業種の苦しい台所事情、人的資源不足その他様々な問題に悩まされる医療の現場、後継者不足に悩む第一次産業、ワーキングプアに悩む若年層等々、沖縄の抱える現状は決して明るいものとは言えません。
後期高齢者医療制度もそうです。
今まで頑張って国や県を支えてきたお年寄りたちに対して、自らの無駄遣いを棚に上げて「状況が変わったから」というただそれだけの理由で負担を強いるという官僚の考えを押し付けるわけにはいきません。
東海岸の活性化は、県総合運動公園沖に予定されている東部海浜開発計画と、中城湾港新港地区事業を主幹とするアイデアです。
新港地区に予定されているIT津梁パークをはじめとする各種事業はそれだけで多くの雇用が見込まれていますし、活用の方法を民間だけでなく行政側からも考えることでさらなる雇用の拡大が図れるものと考えています。
また、浚渫工事が終わって新港地区が開港されることで、企業誘致を促進させることが出来ると考えられますから、これもまた市民・県民に働く場所を提供することにつながります。
東部海浜に関しては、現時点ではホテル等の計画が主眼となっていますが、何分だいぶ昔の計画概要ですから、今一度計画を見直し、より地域特性・時代のニーズに合った形へと変えていかなければならないと、私は考えています。
市街地のシャッター街に関しても、『中心市街地の活性化』という概念だけに縛られないフレキシブルな活性化の方法を視野に入れ考えていくことで、解決できるものと考えています。
私は沖縄市民産と同様に、中部を、沖縄県を、日本を、よくしていこうと考えております。
政治家という立場から何が出来るのか、それを常々考えておりますし、そのひとつの答えを政策として掲げております。
もちろん、やりたいこと、やらなければならないことは、そこに掲げてあるものだけではありません。
そして、当選した暁に出来ることもまた、それだけではないと思っています。
政治家として出来ることはたくさんありますし、また出来ないこともたくさんあります。
常に、政治家として私が出来る範囲のことを最大限やっていきたいと考えておりますので、もし私の考えに至らない部分があれば、いつでも遠慮なくおっしゃってください。
問題は大小問わずしっかりと捉え、解決に向けて頑張って参ります。
最後になりますが、私は「○○をした」とか「どこどこの開発を手がけた」というようなことは、自らが言うべきことではないものと考えております。
なぜなら、政治家としてそれをすることは当然の責務であり、私はただ単にやるべきことをしたまでですから。
息子の話の中にもしそういう内容が含まれていたのであれば、今後そういうことのないように気をつけさせます。
Posted by オド 亨 at 2008年09月26日 10:32
オドさん、丁寧なご回答ありがとうございました。
このコメントが返答もなしに削除されようものなら私は、オドさんを嫌いなままだったと思います。(単刀直入すぎてすみません。)
しかしこの丁寧なコメントを見て、オドさんの気持ちが如何に真剣なものか少しだけ分かったような気がします。
おばあちゃんや、沖縄市民、沖縄県民、もちろん私も今の自公政権に苦しめられています。
ガソリン、物価高騰、生活に密着した問題も山積みです。
常に県民の目線に立って頑張っていただきたいです。
応援します。頑張ってください。
このコメントが返答もなしに削除されようものなら私は、オドさんを嫌いなままだったと思います。(単刀直入すぎてすみません。)
しかしこの丁寧なコメントを見て、オドさんの気持ちが如何に真剣なものか少しだけ分かったような気がします。
おばあちゃんや、沖縄市民、沖縄県民、もちろん私も今の自公政権に苦しめられています。
ガソリン、物価高騰、生活に密着した問題も山積みです。
常に県民の目線に立って頑張っていただきたいです。
応援します。頑張ってください。
Posted by 沖縄市民 at 2008年09月26日 15:06