プロフィール
オド 亨
沖縄市選出の前・沖縄県議会議員、オド亨です。

政治家は誰がやっても同じ、誰がやっても世の中は変わらない、とよく言われますが、本当にやる気のある政治家が一人でもいれば、必ず何かが変わります。
私は、正直・決断・実行をモットーに、自らが信じる道と有権者の皆様の声を世の中に反映していくため、誠心誠意頑張っていきたいと思っております。

よろしくお願いいたします。
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てぃーだブログ › 小 渡 亨 の ブ ロ グ › 時事問題に関すること › 尖閣諸島の問題

2008年12月11日

尖閣諸島の問題

 先日8日、中国の調査船が尖閣諸島近海の日本領海を長時間にわたって侵犯した、との報道がありました。
 この件に関し麻生総理は、13日の日中首脳会談で温家宝首相に対し直接抗議する旨を表明しましたが、これに対し中国外交部は「尖閣諸島は中国固有の領土であり、したがって尖閣諸島沖は中国の領海であるから、調査は内政問題である。他国に干渉される理由はない。(劉建超報道官)」と発言しました。
 さらに10日付の中国紙には「領有権が争われている地域では、国際法上『実効支配』の実績が重要であり、我々はこの海域の管轄を強化して存在感を示さなければならない(孫書賢)」という、中国・国家海洋局海監総隊幹部の談話が報じられています。

これは、非常に由々しき事態であります。


 沖縄本島東方410km・石垣島北北西170kmにある尖閣諸島は、先の記事にも記述してあるとおり沖縄県に帰属(住所は石垣市登野城)していますから、このことは日本の国防上の問題であると同時に、沖縄県の安全保障上の問題でもあります。
以前、有事関連法案の審議の場において『周辺』という言葉の範囲を巡って様々な議論がなされましたが、中国側の今後の対応によっては、石垣からたった170kmしか離れていない島が、いわゆる『周辺』になってしまう危険性を孕んでいる、ということです。

 現在沖縄県は、未だ解決の芽を見ない様々な問題を抱えてはいますが、一方で全国的な少子化傾向の中順調に人口は増え、また沖縄を訪れる観光客数も年々増加傾向にあり、その意味では順調に発展を遂げていると言えるでしょう。
しかし、この問題は国の根幹、建の根幹を揺るがしかねないことですから、それらすべての『良い流れ』に悪影響を及ぼす懸念があります。


 私の政策にも掲げておりますが、県民が安心して暮らせる沖縄を守るためには、中国その他の国々と国境を接し『南の玄関口』となっている沖縄県の地理的特性上、安全保障の問題は切っても切り離せません。
 とすれば、もはや賛成だの反対だのと叫び合っている場合ではありません。
この問題に対し、県民の生命と財産を守るために、私達政治家が強い危機意識を持ち、しっかりと議論し、意見を集約し、適切な問題解決を考えていかなければなりません。
またマスコミをはじめとする報道機関にも、同様の危機意識が求められると私は思います。



記事の更新が遅れがちになっている昨今、本来ならばもっと他に書かなければならない内容は政策等たくさんあると思いますが、これを取り上げることが問題提起の一因となればと思い、筆を取りました。
皆さんそれぞれがご一考いただければ、幸いです。


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この記事へのコメント
確かに、おっしゃるとおりだと思います。
特にマスコミに対する苦言、日々私も強く感じています。

たとえば今回の件について、他のマスコミはすべて『領海侵犯』という言葉を使っている中、なぜか琉球新報だけは『排他的経済水域に侵入』という言葉を使っています。
このニュアンスの差はとても大きいものであり、さすがに恣意的な何かを感じずにはいられません。


この件とはまた別の話にはなるのですが、同様に報道されない沖縄の危機の可能性に、民主党が掲げる「沖縄ビジョン」というものがあることを小渡先生はご存知でしょうか。
もしご存じないのであれば、下記の動画を見ていただければ理解しやすいものと思います。

http://jp.youtube.com/watch?v=BADq6pkw2JU

いささかオーバーな表現で描かれている部分も多々ありますが、「沖縄ビジョン」の中に謳われている「3000万ステイ構想」「ビザ免除」「地域通貨」「時差の設定」等々には、一沖縄県民として強い危機感を覚えます。

これについて何も語らないだけでなく、中城港や基地問題解決の足を引っ張り、沖縄の発展を妨げようとする候補者に負けないよう、がんばって下さい。
Posted by 通りすがり at 2008年12月11日 19:03
正確には、尖閣諸島は、「沖縄県石垣市登野城」と言うれっきとした地籍を持っています。尖閣諸島は、無人島群です。しかも、諸島最大の魚釣島でさえ、面積は3.6平方Kmしか無く、高さ383mの峻険な丘を抱えている始末。この様な無人島群である尖閣諸島の領有権を現在、日本・台湾・支那の三国で争っているのです。それでは、なぜ、日本のみならず、支那や台湾迄もが領有権を主張しているのか? その前に、日本が尖閣諸島を領有するに至った経緯について触れてみたいと思います。
1879年、日本政府は、琉球王国改め琉球藩を廃止し、沖縄県としました。その後、日本政府は、1885年以来、数回にわたって、尖閣諸島を実地調査し、無人島である事、清国(支那)を含むどの国にも所属している証跡が無い事を慎重に確認した上で、1895年1月14日の閣議で沖縄県への編入を決定、正式に「日本の領土」となったのです。
この様に、「先占」で日本が獲得した尖閣諸島ですが、戦後もかなり経った1971年、突如として、台湾・支那両国から領有権が主張され始めたのです。では、何故、それ迄一言も「領有権」を口にしていなかった台湾・支那両国が、急に領有権を主張し始めたのでしょうか?いうまでも無く汚いやつ等だ!
そう言った観点からも、尖閣諸島の「領有権」を日本は断固として守るべきなのです。
Posted by 炎の会 at 2008年12月15日 16:28
>2008年12月15日 16:28
>炎の会
>正確には、尖閣諸島は、「沖縄県石垣市登野城」と言うれっきとした地籍を持っています。尖閣諸島は、無人島群です。しかも、諸島最大の魚釣島でさえ、面積は3.6平方Kmしか無く、高さ383mの峻険な丘を抱えている始末。この様な無人島群である尖閣諸島の領有権を現在、日本・台湾・支那の三国で争っているのです。それでは、なぜ、日本のみならず、支那や台湾迄もが領有権を主張しているのか? その前に、日本が尖閣諸島を領有するに至った経緯について触れてみたいと思います。
>1879年、日本政府は、琉球王国改め琉球藩を廃止し、沖縄県としました。その後、日本政府は、1885年以来、数回にわたって、尖閣諸島を実地調査し、無人島である事、清国(支那)を含むどの国にも所属している証跡が無い事を慎重に確認した上で、1895年1月14日の閣議で沖縄県への編入を決定、正式に「日本の領土」となったのです。
>この様に、「先占」で日本が獲得した尖閣諸島ですが、戦後もかなり経った1971年、突如として、台湾・支那両国から領有権が主張され始めたのです。では、何故、それ迄一言も「領有権」を口にしていなかった台湾・支那両国が、急に領有権を主張し始めたので
Posted by うるま市民 at 2009年01月02日 18:59
小渡先生こんばんわ。ネットサーフィンしていたら、先生のブログに出会いました。今の政治家で沖縄をまかせることができるのは、小渡先生しかいないと思いました。ほんのさっきまでは、他の候補を支持しておりました。しかし、中国の驚異を考えた時、沖縄の防衛は非常に重要であると考えます。沖縄の人々は、沖縄は昔から中国との交流があり、中国とは中が良いとの錯覚を持っています。琉球王朝時代の中国と、今の中国は違うのです。沖縄の人が親しく感じている中国人とは、親日的な台湾人の事であり、中国人ではないと思います。そんな、中国と台湾の区別も出来ない県民が多いとおもいませんか。沖縄は中国の驚異にさらされています。どうか、米軍基地反対、核反対などと平和ボケしている県民をお救い下さいませ。この度の選挙では、必ず先生を応援いたします。頑張って下さい!あなたに決めました。
Posted by うるま市民 at 2009年01月02日 19:14
はじめまして。くまきちと申します。

選挙活動をなさっているのであれば、顔写真と名前の読み、所属政党(あるいは無所属)を左カラムの一番上にでも掲載されるのが良いのではないでしょうか。

私も沖縄には少なからず危機感を持っております。
頑張ってください。
Posted by くまきち at 2009年01月21日 21:37
 
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