プロフィール
オド 亨
沖縄市選出の前・沖縄県議会議員、オド亨です。

政治家は誰がやっても同じ、誰がやっても世の中は変わらない、とよく言われますが、本当にやる気のある政治家が一人でもいれば、必ず何かが変わります。
私は、正直・決断・実行をモットーに、自らが信じる道と有権者の皆様の声を世の中に反映していくため、誠心誠意頑張っていきたいと思っております。

よろしくお願いいたします。
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てぃーだブログ › 小 渡 亨 の ブ ロ グ › 政策に関すること › 政策⑤ ~教育改革~

2009年05月01日

政策⑤ ~教育改革~

 皆様、ご無沙汰しております。
更新が遅れ気味になっている政策の話ですが、今回は教育改革についてお話します。


 教育は、『教え、育てる』という文字の通り、その人の持つ能力を伸ばすために、心身両面にわたって意図的・計画的に働きかけ、知識の啓発、技能の教授、人間性の涵養などを図ること、すなわち人の可能性の幅を広げる作業であります。
そしてそれは主に将来を担う子供たちに対して行われるものであり、国家百年の計の根幹を成す、最重要の課題です。

 しかし今現在、教育現場は様々な問題を抱えています。
相次ぐ不祥事に信用を失う教師、一元的なイデオロギーの押し付けに血道を挙げる一部の団体、自分勝手な理由で物事を解釈し一方的に行動する、いわゆる『モンスターペアレンツ』と揶揄されているような親など、本来子供たちを正しい方向へと導いていかなければならないはずの大人たち自身が、『教育』本来の意味や意義を忘れつつあります。
 皆がそうであるとは言いませんが、マスコミの報道等で流れるそのような大人たちの背中を見せつけられて育つ子供たちの将来は、どうなるのでしょうか。


 12月12日付の沖縄タイムス朝刊に、『小学生、空自祭に出演へ』という記事がありました。
政策⑤ ~教育改革~
航空自衛隊那覇基地主催のフェスティバルに参加する予定の那覇市内の小学校の吹奏楽部について、「基地は教育の場としてふさわしくない」と沖教組が問題視している、という内容の記事です。

はたして、一体何が問題なのでしょうか。
記事にあるように、基地は戦場なのでしょうか?
基地内で日頃の成果を発表することは、平和に生きる権利を侵害するものなのでしょうか?
子供たちが日頃の練習の成果を発揮することに、場所は関係あるのでしょうか?

 これは、以前宮崎選出の中山成彬衆議院議員がおっしゃってたような、『一部の教職員組合の人間が引き起こす弊害』が具現化した一例であるように思えてなりません。


 だからこそ、今『教育』というものを見つめなおし、私たちは背筋を正して取り組んでいかなければなりません。
教育を教師だけに押し付けるのではなく、すべての大人が責任を持って取り組んでいかなければなりません。
本来無限大である子供たちの可能性を、引き出すために。




 幸い沖縄は、バスケットや野球、ハンドボール、ゴルフその他様々なスポーツにおいて全国トップクラスの実力を持つスポーツ県です。
 また、日本有数の観光先進地であり、英語が身近にある関係上平均的に高い語学力を有する地域でもありますから、様々な可能性を子供たちに提供することが出来る特性を有しています。

 今沖縄は、全国最下位の学力という汚名を被ってはおりますが、大人たちが真剣に取り組めば、子供たちの学力の向上はそう難しいことではないと、私は自分の子育て経験から感じています。

 教育レベルの低下は、治安の悪化をはじめとする社会不安の原因となり、また格差の元凶ともなります。
子供たちに栄えある未来を提供するためには、教育改革は不可避のものです。


 だからこそ私は、政治の立場から、教育基本法その他の法律の精査、教科書等における正しい歴史認識に取り組んでいくつもりです。
これもまた安全保障の問題、公務員改革と同様に今まで取り組んだことのない大きな政治課題ですから、しっかりと勉強を重ね、机上の空論にならぬよう実効性を持った形へと繋げていきます。


 最低限の学力をしっかりと身に付けさせることは、とても大切なことです。
英語は国際社会におけるコミュニケーション能力を、国語は読解力・識字力その他日本で生きていくために必要な言語能力を、数学は論理性・客観性を、理科は身の回りにある自然現象に対する理解を、社会は過去や現在を通して社会の仕組みや常識を、それぞれ育成するものです。

 だから、まずは最低限以上の学力養成が達成できるような体制作りを、実現します。
そしてその上で、さらなる勉学でもスポーツでも資格取得でもなんでもいい、一生懸命に何かに取り組むことをしっかりとバックアップしていく体制を構築し、自分自身に誇りが持てるような教育を実践します。

 そしてもうひとつ、劣等感しか生まない『負の歴史観』を、歴史的に沖縄が、また戦後の日本人が発揮してきた『たくましさ』を前面に出す『正の歴史観』へと転換し伝えていくことで、自分自身だけじゃなく、地域に、沖縄に、日本に、誇りが持てるような教育が出来るよう、抜本的に改革していきます。



 これは余談ですが、県議時代、沖縄発祥の世界的な文化である空手の発展のため、「空手でメシが食える」ということをスローガンに掲げ、大学を始めとする教育機関と連携して、空手を続けることが体育教師の免許取得につながるシステム作りに取り組んできました。
 今後はその運動を三線などの芸能分野その他様々な分野に拡大し、伝統文化の実効的な保護を図ると共に、子供の可能性を最大限に尊重することができる社会作りに取り組んで行きたいと考えています。


 先にも書きましたが、教育は未来の方向性を決める、国家百年の計の根幹を成す最重要課題です。
日本の更なる発展、沖縄の更なる躍進を実現するためにも、子供たちに豊かな未来と個人の可能性を提示できる世の中にしたい。

 最近読んだ小説の中に、『日本人の優秀さを、世界中の誰もが理解できるかたちで、表現していきたい』という言葉がありました。
今世界中で持て囃されている技術や製品や文化だけでなく、人材でも『Made in Japan』が尊ばれるような教育、それが私たち大人が子供たちに残してあげられる一番の財産ではないか?と私は考えます。

それを実現させるため、私は頑張ります。


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Posted by オド 亨 at 16:56│Comments(1)政策に関すること
この記事へのコメント
実は、3月初旬太平洋戦争中に戦死された日本兵の遺骨収集活動を続けていらっしゃる空援隊というNPO法人がフィリピンから419柱のご遺骨が「帰国」されたのをしってますか?
 アルピニストの野口健さんらがされている活動で、野口さん自身も今回を含め過去何度もジャングルの中で収集をされているのですが、ご遺骨を発見できてもフィリピンから持ち出すことも日本へ入れることも政府の協力なくしてはできないところがある難作業。フリピンだけでも、まだまだ何十万もの柱が眠られたままなのですから、グアム、パラオ、硫黄島等々激戦区には、想像を遥かに越える兵士が眠ったままなのです。(詳しくは空援隊のH.P. をご覧ください。http://www.kuuentai.jp/

 「御国のために」、「天皇陛下のために」と若くして戦地で亡くなられ、塵芥同然に60年以上風雨に晒されていた方々が漸く帰国できたわけですが、近年異様ともいえる平和な光景は、こうした方々の尽力や犠牲をベースになりたっていることを思うと実に複雑な心境でした。

この様な事柄も教育現場でドンドン取り入れて貰えたらいいですね。
Posted by 炎の会 at 2009年05月09日 12:03
 
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